囚人のジレンマ２

ゲーム理論
囚人のジレンマ

さて、前回の記事で物語はわかったかと思います。

ここから、じっくり考えていきましょうね＾＾

ちなみにジレンマとは2つの選択肢のうち、どちらの選択肢にも決断しかねる状態のことを指します。

二人の選択肢は自白するか、黙秘するか二つに一つしかありません。

あなたは囚人A です。ここから先を一緒に考えてジレンマであることが分かれば完璧ですｗｗ

相手が黙秘した場合、あなたはどちらの選択肢をすべきでしょうか？

あなたが黙秘なら刑は1年　あなたが自白なら刑は無罪です。

つまり、自白しちゃったほうが、あなたは有利であり、得な状態です＾＾

相手が自白した場合

あなたが黙秘したら刑は3年、自白なら2年になります。

つまり自白しちゃったほうが、これまた有利であり、得ということになります。

ふむふむ、そうすると「自白」しちゃったほうが常に有利な状態であり、相手の行動がどちらであっても得になりますので自白を選べばいいような気がします。
もちろん囚人Bに対してもこの結果は言えるわけで、そのようにBが考えるのは自然です。

では、本当に「自白する」行動が最良な方法なのでしょうか？

もう一度整理してみましょう。
自白を選ぶと刑が重くても2年です。

ただ、二人とも黙秘した場合、それよりも短い1年で済むのです。

なら、やっぱり黙秘する？いえいえ、相手が自白するかもしれません。そうすると刑は最も重い3年になります。

「うお～！！じゃあどうすりゃいいねん！！どっちも選択できんわ！！」となりませんか？
難しいですね、結局どうすれば・・・、相手と相談しようにも別々に取り調べを受けているから難しいのです。

さて、この状態が頭で説明しました決断をしかねる状態・・・「ジレンマ」だということですｗ